黄身LOL日記~TFTの最新攻略情報ブログ~

TeamFightTacticsについての攻略ブログです。たまにLOLについても書きます。

黄身LOL日記


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【TFT-インタビュー】ZETA DIVISIONに所属した「title」と「kes」二人のプレイスタイルとチーム戦の面白さを聞いてみました

こんにちは黄身です。

 

先日『ZETA DIVISION』がTFT部門をつくったことを発表されました。

ZETA DIVISIONは8月8日~11日に行われるeスポーツワールドカップのチームファイトタクティクス競技に出場します。

今回はTFT部門の4人にTFT歴やTFTのプレイスタイル、チーム戦の考え方やプレイスタイルなどをインタビューさせていただきました。

本記事ではtitleさんとkesさん二人をお招きしてお話を伺っています。

世界大会に何度も出場している二人のTFTの考え方を聞くこともできたのでぜひ記事をご覧ください。

▼TaroさんKaitoさんにインタビューした記事も併せてご覧ください。

www.kimi-lol.com

ZETA DIVISION加入について

──ZETA DIVISIONに入った率直な気持ちを教えてください

kes:

 海外チームからも誘ってもらっているなかで、海外チームに所属するよりも日本のコミュニティのためにもなるし、 日本のTFTを盛り上げたいという気持ちがあったので、ZETAの誘いがきたのはとてもうれしかったです。

title:

 海外チームで活動するよりは、 日本でいい影響を出したいなと思っていたので、日本チームに所属したいと思っていました。

 

──titleさんは以前に世界大会優勝した後、TFTから離れて自分の時間をつくろうかな

という話もしてましたよね。そこからTFTを盛り上げたいと気持ちが変化したきっかけはありましたか

title:

 黄身さんがいるから話すとかではないんですが、黄身さんがやっていたストリーマー鰹節杯を見て感化されました。

 LOLのクライアントに鰹節杯がのったのをみてTFTがここまで来たんだなぁと思ったし、 りーりさんや黄身さんがTFTに全力をつくしているところをみて自分も大会にでるだけでなく、 もっと配信やコーチングなど、日本のTFTにやれることをやろうと思ったのが変化の理由ですね。だからこそ日本のチームに所属して、自分にできることをやってみようと思っています。

titleとkes二人が考えるTFTの面白さとは

──改めてお二人のTFT歴から教えてください。

kes:

 セット1からやっていましたが、セット5.5で一回やめていました。VALORANTをやっていたりしてその時期はやってなかったですね。 セット6からまたやり始めてTFTが面白くて今まで続けています。

 

──TFTを再開して今日までのめりこんだ理由はなんでしょうか

kes:

 TFTは遭遇やオーグメント、ポータルがあり再現性がない。毎試合まったく違うゲームになるのが面白い。師範センチネルに入ったら状況は大きく変わるし、再現性がないからどうやって努力してうまくなるかが難しい。あと世界大会に出たいと強く思いました。ラダー(ランク)もやるし、世界大会出場がモチベーションでした。

セット6の大会を見ていて頑張れば俺も世界大会に出れるかもしれないと思いました。セット9・10ではチャレと話をしているとみんな凄くTFTに真剣でめちゃ頑張っているし、りーり、しかめまどかとチャレトークのあとにTFTの未来を話をして、自分自身も影響力を与えられるようになりたいと思って、今につながっています。

title:

 僕はセット2から触っていたんですけど、セット3.5から本格的にやってチャレンジャーになりました。それ以降は全セットやってきました。

 

──そんなに続けられるTFTの面白さをお二人はどうとらえていますか?

title:

 ラダーのシステムが好きですね。LOLやVALORANTなど5vs5で味方の影響が少なからずある。そして手軽にプレイできる。気が楽にプレイできる。自分の責任でレートがあがるっていうのが面白かった。ゲーム面でいったら勝ち筋を見つける点がTFTの面白さですね。

 

──titleさんは戦略ゲームを他にやっていましたか。

title:

 他はやっていませんでした。友達とTFTをやりはじめたのが最初で、そこからTFTの面白さに気づいた。自分よりうまいプレイヤーが沢山いるのがいいんですよ。

 仮に運要素のあるジャンケンというゲームで7割勝てるプレイヤーがいたらその人がどうやって勝っているのか気になるじゃないですか。運が絡むゲームであるにも関わらず勝ち続けられる要素がある。そこを見つけるのが面白いんですよ。

 TFTのうまさっていうのはわかりづらいなかで勝ち続けるための要素を見つける複雑なゲーム性が好きですね。

kes:

 大会の形式も個人的に好みです。LOLはチームに所属した上で、LJLアカデミーがあり、LJLで優勝してアジア大会に出て、世界大会にいく。TFTって自分が強かったら個人でも日本予選から世界大会にでられる。個人競技で、費用も掛からずカジュアルに参加できるし、自分が頑張りさえすれば世界大会にでられるので、世界1位への距離が近い。その大会形式が好きです。

 ただ世界大会にでると自分のプレイじゃなくて日本代表としてプレイすることを感じるので、本当に、本当に勝たないといけないなと感じました。

TFTのプレイスタイルとチームメイト3人の印象

──ZETAの他3名と一緒になって感じたこと3人の印象を教えてください。

title:

 最強のメンバーでeスポーツワールドカップに出られるなと思った。kesとTaroはデータキャラで型にあったプレイが得意でKAITOと俺は型破りで感覚でプレイすることが多いという印象です。

 

──kesさんからみてtitleさんはどう見えますか

 kes:

 titleに関してはみんなが想像していない回答になるかもだけど、ミスをしないことが凄い。大会とか見ていても「それやっちゃうのかー」が本当にない。疑問点が浮かばない。AIが戦っているみたい。良手とたまに疑問手がある。ミスはしない。ゲームプランがちゃんとしっかりある。

 

──3人の話をしてくれましたが逆に自分のプレイスタイルを教えてください

kes:

 当たり前のプレイを当たり前にプレイする。例えば キーパースタートだったらデュエリストとヘブンリーやるなどオーグメントにそったプレイをする。苦手な構成はほとんどない。好きな構成もなく強い動きを明確に持っている。

 

──当たり前のプレイという点をもう少しふかぼって聞きたいのですが、例えば紋章系以外のステータスマシマシや彼方の友など構成の決め手にしづらいオーグメントでも構成への道筋が見えるみたいなことですか。

kes:

 そうですね。ステータスマシマシはイレリアが強いとか、亡き友よりいい場面がいっぱいある。庇護者のお供でキンドレッドが選ばれた場合、キンド★3とシンドラのダブルキャリーを作れるので2手目のオーグメントはバトルキャスターより彼方の友の方が強いとか、そういったオーグメントの相性やオーグメントコンボ、構成への道筋を詳しく知っていることですね。

title:

 自分はゲームプランをたててTFTをするのが得意です。1位をとらないといけない場面なら1位をとるためのプランを用意している。スカウティングも得意ですね。

 

──スカウティングが得意というのは具体的にどういったことですか

title:

 構成がかぶっていなかったり、自分が勝てる構成にいく動きを想定します。

 例えば前セットの中国の大会でエクスキューショナーが卓に一人いる状態で

 自分も同じエクスキューショナー構成をかぶせて1位をとった試合があったのですが、その試合の2-1で構成をかぶせることを決めていました。かぶせても勝てると思っていました。この人がこの構成をやるっていうのがわかれば、そこからゲームプランをたてることができます。デュエリストが自分以外に2人いるけど自分より状況が悪いから倒せるなとか考えますね。

 

──競合の構成判断とオーグメントやアイテムでの盤面評価が精度高くできているのがtitleさんの強みなんですね。もうひとつゲームプランという話がでましたがゲームプランというのはどういうことを考えるのでしょうか。

kes:

 わかりやすい例でいうとステージ2でフォーチュンのプレイヤーが一人いるとします。上位に入るだけなら相手のフォーチュンの邪魔はしないけど1位をとる必要があるなら連勝を止めてでもその人を止めないといけない。フォーチュンをやっているプレイヤーを8位や7位にしないと自分が一位をとれない。

 大会も4戦目・5戦目とか後半戦になると下位のプレイヤーが1位をとるためにリスクをとってくる。下側が無理なプレイをしてくるから自分はフォーチュンをやらないとか、「フォーチュン3人ぐらいでてくるから自分が序盤から連勝する」とかそういった判断がゲームプランですね。

title:

 ゲームプランはルールによって意識します。4分の1抜けルールの大会か上位4人抜けルールかでリスクの取り方は変わってくる。ルールとの兼ね合いでリスクを取る。

 1位をとる条件は他人の1位の目をつぶしつつ自分が1位をとる動きをすることですよね。フォーチュン以外だったら、ヘラを取らせたら負けるからヘラを取らせないようにしようとか、4コス★3を作らせないようにするなど、カットをケアして丁寧にやることが大会におけるプラン立てです。

1位をとるために競合7人の盤面と合わせて何が必要かの最適解を考え、周りを倒す判断も必要ですね。

eスポーツワールドカップの4vs4ルールで意識すること

──チーム戦で大事だと思っていることを教えてください。

title:

 思っていたより共有しないといけない情報が多い。本当に情報を出さないと不利になる。味方としか当たらない状況が本当にある。チャレンジャーで4人ともゲーム理解度が高いはずで判断の余裕があるはずなのにたびたび味方通しでダメージを大きく与えることが起こる。他ゲームと同じくらいかそれ以上に情報共有することが多い。

kes:

 自分も同じでマルファイトの遭遇がきたら、味方と当たるなら調整した方がいいし、

 味方に5連勝とれそうな人がいて、当たる可能性のある自分が1~2コスト★2を沢山作れてしまった時に、あえて負けなければいけない。味方に弱くなる配置をする。

 そういう細かいことを全力でしないといけない。実際にスクリムでフォーチュンからカイサやろうとしている人がいて、敵チームに6枚も抱えられてフォーチュンの報酬をもらったのにそのまま下位に沈んでいくみたいなこともあった。下のプレイヤーがまくってくる対応が4人いればできる。

 

──スクリムをしてみてソロランクと違って強い構成など構成ティアに変化はありましたか 

title:

 チーム戦だとヘルスを削ってゴールドを使うプレイが弱い。9レベル前提のボードは弱い。カットされやすい構成はきつい。デュエリストやシンドラは9レベが必要でイレリアリーシンをカットされたらきつい。1体に依存している構成はチーム戦においては基本弱いなと感じた。

 

──そうするとワーデンアッシュもきつそうですね。

title:

 ワーデンアッシュはなんかいけます笑 アムムやイラオイがいるので3コスの2体が★2になりやすいのとアッシュ★1でも前衛がしっかりしていれば勝てたりするからかもしれない。あとゴーストザイラが強い。★2でも強いからリロール構成でぶっちぎりティア高い。HPの調整もしやすいからゴーストザイラはかなり強いね。チーム戦のためにあるんじゃないかと思える構成。

 敵がザイラをカットすればするだけ相手も損するし。パワースパイクがはっきりしているから4位にも入りやすい。50ゴールド残してプレイするから相手の駒をカットする余裕もあって敵の邪魔もできて4位も入れる。そういう役割が担える構成ですね。

eスポーツワールドカップにむけての意気込み

──大会で結果を残すためにチームとしてどういう点を意識して練習していきますか。

title:

 この段階だとセット12のシステムとかもわからないからどうなるかわからないけど、新セットの情報や学び方も4人でやれば単純に情報が4倍になっているので個々のプレイの質が上がると思う。

 自分のプレイの質があがって判断速度につながり試合中に時間の余裕が生まれればチーム戦にも余裕もできる。だからまずはセット12の個々の実力を高めることを意識しようと思う。

kes:

 このオーグメントだったらこれ行けるが瞬時に判断できる。 ぱっと頭に浮かんでくるレベルにしないとスカウティングの余裕も生まれない。 自分が強くなることがまずチーム戦優位に戦えることだと思う。

 

──eスポーツワールドカップにむけての意気込みを教えてください

title:

 2か月間みっちり練習して初のプロチームなので結果を残したいという思いはかなりある。まだまだ詰められる時間があるので、2か月間練習していい結果を残したい。

kes:

 俺も同じで初のプロチームに所属しているので、本当に俺たちが5678で負けましたはがっかりさせちゃうので結果が欲しい。

 だからチーム戦の知識もつけて頑張ります。死ぬ気で頑張りたい。

 

──ありがとうございます。最後に余談ですがeスポーツワールドカップサウジアラビアの現地に赴き、各国の選手と会うことができると聞いています。あってみたい、話したい選手はいますか。

title:

 Setsuko(NAのトッププレイヤー)とBinteum(韓国のトッププレイヤー)の二人と会ってみたいですね。 Setsukoは昔からファンで直接会ってみたい。

Binteumはスクリムとかで日本のことを気にかけて誘ってくれる。APAC地域のスクリムをまとめてくれて凄く心強いですし個人的にはライバルだと思っています。

kes:

 Dishsoap(NAのトッププレイヤー)から直接(黄身を通じて)サインをもらっているくらいのファンなので、Dishsoapと会いたいですね。あとは韓国のプレイヤーのCosmoやsCsCやBinteumはNAサーバーのフレンドなんだけど、ディスコードのDMのやりとりをさせてもらっていたり韓国のチームはフレンドリーだから会ってて話がしたいですね。

 

──ありがとうございます。ZETA DIVISIONの二人の活躍を楽しみにしています。

 

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