みなさんこんにちは
黄身(kimi1211)です。
世界大会の実況見てくださった方、ありがとうございました!
初めての世界大会の実況で、とんでもなくレベルの高いプレイを間近で見て、それを実況できる環境に脳が震えていました。
世界大会はkes選手が2日目に躍動し、title選手が圧巻のプレイで決勝にのこり、
4-1-1-1位というとんでもない成績で優勝しましたね。
title選手の強さを改めて世界が知り、TFT界の歴史に名を刻みました。
興奮冷めやらぬうちにということで、昨夜早速インタビューしました!
ぜひご覧ください。
titleくんについて
20歳 誕生日は11月9日で21歳
(家族全員11月生まれ)
セット3からプレイをはじめ常に日本のランクの1位にいる最強プレイヤー
title選手のTwitter
Title選手インタビュー
ーtitle選手優勝おめでとうございます!!!
ありがとうございます!
ー優勝して一夜立ちましたが今どんな気持ちですか
優勝した瞬間ってまったく実感なくて、うるっときたりしてなかったんですけど、
今あらためてすごく感じてますね優勝したんだ!って笑
ー海外からのインタビューもうけてましたね
海外のインタビュー緊張しましたね笑
見てる人の規模も全然違うし、さすがに緊張しました。
Bebeが日本語で話をしてくれて気遣いを感じましたね。
世界大会に臨むにあたって
ー世界大会3回目(セット6.5、セット7.5、そしてセット9.5)と経験してきてる中で、今回の大会に向けてどのような準備をしてきましたか?
正直あんまり深く考えてなかったです笑
日本の決勝大会(EastAsianFinals)の時点では少しプレイがぶれてて、1位をとれたもののもっとポイントをあげれる部分や反省点があって、少し緊張も感じてたんです。
世界大会は落ち着いてラダーのようにプレイをしようと思ってて、普段NAサーバーで鼻歌を歌いながらプレイしてる感覚で臨もうと思ってましたね。
1日目2日目はラダールールでアベレージプレイをすれば、平均順位4.0をとって抜けれるルールだからそこを意識してて落ち着いてました。
ー落ち着きたいといっても緊張してしまうのが大会だと思うのですが、その落ち着きの背景は"慣れ"もあるんですか
セット7.5の世界大会で2位とっていて、今回の大会は1位以外は自分にとっては成績(実績)が伸びないので、1位以外意味ないしなっていう心構えがあったのと、普通に落ち着いてプレイすれば1位もとれるなって思っていたからですかね。
ー3日目はどうどうとプレイしてましたよね
前回はHuanmieやXunge(中国の最強プレイヤー)がとんでもなない成績で決勝までいっていて、格上だと感じたんですよ。
少しジャイアントキリングというか、挑戦者というメンタリティでやったこともあって緊張していました。今回は誰にも負けないなという気持ちでのぞめて、落ち着けたのかもしれないです。
ー中国勢がどういうプレイをしてるか事前にわかっていましたか
中国のモバイル勢が何してくるかわからなかった。
VoltariuxやWasianiverson、Altenahueぐらいしかわからなくて、Wetjunglerと中国勢が何してくるのか想像つかなかった。だから逆に緊張しなかったですね。
ープレイや知識面で準備してきたことはありますか
今回のパッチ13.21がデマーシアパッチで練習の差がつきづらいなと感じてました。
俺だけが知ってる構成とかもあんまりなくて悩みました。
正直俺は1つの構成を持ち込みを練習するっていうよりは勝ちパターンを構築できるまでラダーとスクリムとか数をプレイする練習方法をいつもしてて、1位の手札を増やしていくっていうのがTFTの面白さだと思ってるんですけど、
今回の大会パッチに関してはデマーシアかノクサス、アイオニアなどの9シナジーが一位をとる環境になっていて、1位をとれるなっていうデッキを増やしきれなかった。
デッキが少なく、1位をとる(とられる)のがデマーシア9になることが多くて大会前少しだけ疲れました笑
ー"1位をとる手札を増やす"というのは具体的にどういうことを学ぶんですか?
わかりやすい例として決勝の2試合で、初手構成拡大でヴォイドがでましたよね。
さらにオーグメントからヴォイドの紋章がもう一つきました。
ヴォイドの紋章2個の時と、1個の時ってプレイがかわるんですよ。
ヴォイド1個だとヴォイド6リロール、2個だとヴォイド8にいってバロンを出して連勝して5コストいれるみたいな。
あと4試合目のスレイヤーの覚悟とスレイヤーの紋章が2個ある状態って100試合に一回あるかどうかで、そうなるとそういう状態を経験するためには試合を何試合もしないといけないんですよ。
スレイヤー6でスレイヤーの覚悟をとったら明らかに強いっていうのはデータにものってるんだけど、俺は感覚派だから自分で一回プレイして感覚をつかんでおく必要があって。オーグメントに関してはデータを見ればわかると思うんだけど紋章や、その状態でどう強いのかを知りたいみたいな。
ーデータで把握したことやデータにのっていないことをプレイ数をこなして
解像度をあげてるんですね。
そうです。たしかに解像度をあげてるってことですね。
9シナジーがメタの中で大会中にTitle選手が意識したこと
※各選手のプレイした構成:海外の方のツイート
🏆Set 9 @TFT World Championship 🏆
— David Nolskog (@ImpetuousPanda) 2023年11月5日
✍️Final Lobby - Narrative/Stat Breakdown 📊
🇦🇷 Altenahue - @Altenahue 🇦🇷
Region: LATAM
World Champs AVP: 3.92
Legend: URF
Altenahue has made it to a World Championship before, and when he did, he also made it to final lobby. Considered by… pic.twitter.com/GI49kPJVoI
ー印象に残っているシーンはありますか。
正直いうと1日目とかあんまり覚えてないです笑
しいていうと1日目の6試合目に今大会初めて虹オーグメントがきて、ピルトーヴァーでタクティシャンの王冠2個のプレイヤーや5コスト詰め込み構成、デマーシア9と怪物盤面で、さらに一人はアイオニアがかぶり、きつかったですね。
1日目2日目の予選段階で虹オーグメントが少なくて、4-1で強い盤面をつくるプレイヤーが多くて、中盤にお金を使うのでみんなレベル9にいけなかった。
モルデ★2にしないとレベルあげられないみたいなことも多くて、デマーシアもあまり伸びてなくて、とんでも盤面があまりなかったので印象に残りづらかったのかもしれません。
ーたしかにみんなアーフで似た試合が多くて覚えづらいかもですね笑
2日目は4位以内を常にとれていて安定してプレイできて、逆に記憶に残りづらかったです笑
ー今回すごくプレイがどっしりした印象がありましたがその点はどうでしょう。
卓にデマーシア9がいるかどうかでプレイを変えないといけないんです。
デマーシア9確定してる人がいたらレベル9にいく意味がなくて、lv7でHP守りに行くかlv8で4コスト★3を作る必要があるんですよ。
勝てないので。
ーデマーシア9に行ける人がいるってどう判断するんですか?
デマーシアの紋章があって4-1でHP90以上の連勝している人とか、そういう人がスクリムやラダーでは結構いたんですけど、今回の大会はいなかったですね。
3日目の決勝について
ー決勝をプレイしてみてどうでした?
なんとなく感覚ですけど決勝のプレイヤーはリスクをとって1位を取りに来ているというより、「まず上位をとる」っていうプレイの印象を感じました。
正直決勝は全員デマーシア9かノクサス9かアイオニア9を狙いに来ると思ってたんです。4試合目についてもアーフ8人で2-1虹オーグメントだったにもかかわらず、虹の特性の書を拾っている人が少なかった。
とっている人もシュリーマとヴォイドがでてて厳選がうまくいってなかったり、リスクをとったプレイをしている人が少なかった印象があります。
もしかしたら他のプレイヤーではなく、俺がおかしかったのかもしれません笑
構成拡大もランクだと沢山いるけど、特性の書より不動のサポートのほうが安定だし、大会では少なくて、決勝のメンバーが普段よりデータがいいオーグメントをとりにきているのかもしれない。構成拡大で変な特性がきたら終わってしまうし。
そう考えるとやっぱり俺がおかしかったのかな?笑
ープレイの落ち着きが半端なかったです笑。決勝は4試合の最短でおわりましたね。
決勝でチェックポイントのってたのが俺だけだったのもあって、目をつけられてつぶされると思ったんですけど、他のプレイヤーからのマークが少なかったですね。
1位を狙って俺をつぶすというより、みんないったんチェック(20ptに入ること)を取りに来た感じもありました。
とはいえマークは少しされていて、モルデとかカットされてたけど、なんか重なっちゃいましたね笑
ー決勝では印象に残っている試合はありますか
3試合目の背水の陣は大会で盛り上がりに貢献したと思います笑
ー背水の陣をとって回さずレベル8に行ったのはしびれましたね。
4-1や4-2で回そうかなって普通は思うんだけど、普通だとあのヘルスだと4-2でアーフの福袋のオーグメントをとってお金もらって回すなって考えてた。
普段のラダーの俺なら背水の陣を絶対とるし、3位未満だとチェック(20ポイント)にならないし1位2位をとるしかなかった。
まくるとすれば背水の陣だし1位をとるためにはこれしかない。
ー背水の陣をどう評価してるんですか
負け進行のときの背水の陣って5連敗してるときとかあきらかヘルスないときとか絶対とるべきで、というのも負け進行の負け筋はレベル7オールインして重ならなくてつぶされるってことなんだよね。
むしろレベル8に直行できて確実に4コストを重ねられるなら、その選択をとるべきなんだ。負け進行でレベル8いける方法があるなら最強!ということで背水の陣を評価してました。ヘルスなんて1位をとるための一つのリソースでしかなくて、レベル8に直行してもHP 2ぐらいは残るかなと思ってね。
アーフの3つ目のオーグメントをとることが多くて、アーフの3つ目はお金オーグメントとして評価していて、アーフをとってレベル8で整えて、さらに周りにモルデカイザー使う人が少なかったから、すぐ重なるかなとおもったけど、モルデなかなか重ならずちょっと焦りました。
ハイマー使ってたことも重ねづらい理由ではありましたね。
とはいえ背水の陣であの盤面なら2位までいかなくても上位は入れると思ってました。
ーほかの選手はどういう印象でした?
Wasianiversonは印象にのこってる。うまかった。
ーどういう点が強く感じましたか
デマーシア9が最強の環境のなかで勝ち筋を作るのが難しいんだけど、WasianiversonやBobaeは多彩な構成で勝っていて、レクサイ3で巨人の力で1位をとってたのとかうまかった。ゾウンの紋章の活用もうまかった。
逃げ道・勝ち筋のパターンが豊富だったので印象に残っています。
これからと賞金について
ーそういえばセット7.5の賞金1000万円はどうつかったんですか?
もちろん貯金してますよ笑
ー貯金ですか笑 Switch買ってポケモンやるって言ってましたね笑
Switch買ってポケモンはやりましたよ!笑
※前回の記事に記載
ー今回の賞金1500万円はどうつかいますか
何もきまってないです笑 まずは積み立てします笑
旅行はいきたいかな。
ー旅行はどこにいきたいですか
福岡に行ってみたい。おいしいものが多いじゃないですか!
ラーメンに明太子、早く行きたいです笑 すばらしい場所です!
ー行ったことないのにすごい評価してるね笑
最後に
数をこなしましょう!!あとは楽しみましょう!
LPを気にしないこと。LPは大事なことではあるんだけど自分のピークよりLPが減ったときに落ち込まないこと。
チャレンジャー行った人は絶対チャレンジャー行ける。
1000LPいけたけどグラマスに落ちたなら1000LPに絶対戻れる。
運要素もからむから波があるゲームだけど、気にせずに思考してプレイすればもどれるので楽しみながらやりましょう!
ー視聴者に向けて一言
応援ありがごうざいました!
リプライとか全然返しきれてないんだけど全部本当に読んでます!
インタビューのときもいったけどリラックスして望めました。本当にありがとうございました!
おまけ
ーインタビュー慣れしてるってBest佐藤JPに配信で言われてましたね
インタビューの基本は少し勉強したんですよ。インタビューされることも増えたので笑
それなのに「カンペ読んでる」とか佐藤にいじられてよぉ!!笑
titleくんについて
20歳 誕生日は11月9日で21歳
(家族全員11月生まれ)
title選手のTwitter
黄身より
日本のチャレンジャー達がtitleが最強と口をそろえていいます。
彼を目標にプレイする人は多く、私も多くを学ばせてもらいました。
ブログ用のインタビューは何度かしていますが、1年前のtitleくんと比べTFTだけでなく人として成長している部分も多くを感じました。
世界一をとった中でも謙虚さを感じ、言葉を丁寧に選んでいて、それでいて20歳のちょっとおちゃめなtitleくんも感じれてインタビューがすごく楽しかったです。
彼の優勝でTFTは注目されたと思うので、この流れを活かして少しでも多くの人にTFTをプレイしてもらえるよう私も頑張ろうと思います。
ありがとう!そしておめでとうtitleくん!!
書いた人
kimi1211:https://twitter.com/kimi1211